才能がない時こそ、とにかく量
高校の数学ができるようになったら、あこがれの畠田さんみたいになれるんじゃないか、そんな淡い気持ちをもって
数年ぶりに、思い立って高校の数学の勉強を改めてしています。
普段から大学教養レベルの数学を勉強したり、物理をメインに勉強している私なので、全くのゼロからの勉強というわけではないけど、
受験から随分と時間たっているし、結局第一志望の国立大学には行けなかったし。。と中途半端な私。。
とにかく、上記の理由から改めて勉強しているのですが、
使用しているのが
基礎問題精講ⅠA~Ⅲ ⇒ 標準問題精講ⅠA~Ⅲ⇒ 大学への数学 1対1対応ⅠA~Ⅲ
を順番にこなしている…というかアホになって回している状態です。
最初はせっかくだから丁寧に進めていこうと思ったのですが、普段の勉強もあるし受験生でもないのだからゆっくりやっているとダメな気がして、
先ずは、書くことを止めました。つまり問題を見て答えを確認するというのを全て目視にしました。
すると回転率が4倍くらい早くなった気がしました。
次に分からなくても気にしないことにしました。
最初のうちは「何だか、よく理解できないなぁ…」みたいに1問1問に時間かけていたんですが、他にもやることあるしなぁ…と思ってこれもやはりアホになって、どうせ周回でまた戻ってくるし別にいいかと、どんどん先へ進むということを続けていきました。
すると4週目くらいから「あ~、あれね」みたいに馴染みの問題みたいになってきた感触があったのでした。
毎日通学で使うバスに、決まった時間に乗ってくるおじさまに妙に親近感がわいてくるみたいな感じです。
受験気にもあまり気にせずガンガン進めていけばよかったなぁ…と後悔しております。
大学でも杉浦先生の解析入門という本を読んでいて最初全然わからなかったので、半ば泣きながらやっていたのですけどルベーグ積分とかリーマン幾何学とかいろいろやってから改めて戻ってみると、少しだけ理解が進んだかもということが多々あったので。
勉強段階で重要なのは、まぁ、とりあえず進んでみようかなという気楽さなのかなと思いました。
もちろん、何回も復習というか周回するのが前提ですから、少なくとも1周で理解してやろうというのは非効率だしモチベーションがどんどん下がります。
どんどん気にせず進みましょう。
と過去の自分に助言してあげたい。
やりたいと思ったときに、やりたいことをするときにもこの手法が使えると思います。
力学やりたいから、微分方程式を基礎から積んでいくぞ!とか電磁気学やりたいからベクトル解析を基礎の基礎から積んでいくぞ!みたいに意気込むのは良いのですけど、やりたいことの前に準備をしすぎると最初にあったはずの熱意というかやる気みたいなものがどんどん萎んでいくような感じになります。。(個人的には)
だから先ずは計算できればいいやと気軽に準備してさっさと始めるのが吉かなと思います。
本も買った時が一番、読書したい欲が強い気がします。
なんだかんだで理由をつけて後回しにしたり、準備段階に時間をかけすぎるといずれは億劫になって積読みたいな形になりがちですしね。